中途障害者の復職、素晴らしい事ではあるがこれはちょっと違う気がする

元ネタは毎日新聞の「失明教師:ハンディ乗り越え再び教壇に 京都の小学校で」という記事。
要約すると、ある小学校教諭の方が病気に掛かって全盲になり、リハビリを終えた後に復職したというお話。
これだけ聞くとすごい美談に聞こえるのですが、子細を確認すると気になる記述があります。

授業計画は自分で立てるが、教材作りは他の教師が手伝い、担任が黒板への板書をする。

教材作りは良いとしても、授業は常に2人で行うということですか?


障害者が就職するなとは言いません。誰だって人間らしい暮らしをする権利はあります。
ですが、だからといって公共の福祉がないがしろにされて良いわけがありません。
企業であれば、経営陣が納得すればOKな話なので他人がとやかく言う問題ではありませんが、元ネタの場合が公立学校です。教育される児童の年齢も考慮すべきです。


レイシスト扱いされたくありませんので、繰り返し言いますが障害者を差別するつもりはありません。
例えば同じ障害でも両足が使えなくなるようなものであれば、復職しても授業に問題は少ないと思います。
最近は建造時点でバリアフリーが考慮されている校舎も多いみたいですから。
全盲でも、盲学校の講師に就くなどの選択肢があると思います。実際に障害を負ってみなけらば分からない不便さもあると思いますので、自身がリハビリで培った経験を生かすこともできるでしょう。